30Wでこのサイズ…マジか。
こんにちは、キクタ(@qikta)です。
みなさん”急速充電(PD充電)”されてますか？「急速充電」とは、デバイスが受け入れられる上限値の電力で充電することを言います。普段使用しているAndroidやiPhoneも対応し、短い時間でバッテリーを大きく回復することができます。今回は中でも世界最小クラスの急速充電器「Ultra Mini 30W」をご紹介。
Ultra Mini 30W
今回ご紹介する製品は、BELLEMONDさんのType-C対応30W急速充電器「Ultra Mini 30W」。「速い！小さい！軽い！」の三拍子揃った極小サイズ＆パワフルさを兼ね備えた高コスパの充電器。手のひらサイズで、出かける時などサッと持ち運べ、瞬時に充電することができる。
普段使用しているiPhone13シリーズも急速充電に対応。一般的な5W充電器の３倍の速さで充電でき、たった30分間で60%まで充電できる。忙しい時や朝のバタつく時間帯などにあると、とても頼もしく重宝すること間違いなしな急速充電器。
サイズは約30×30.5×30.5mm、重さ約35gと非常に軽量でいてコンパクト。Apple純正のACアダプターと比べてもほとんど同サイズ。この軽さで30W出力できるのは正直驚きました。最近はミニマルでハイパワーな充電器が多く展開されているけれど、まさかここまでとは。
今回の「Ultra Mini 30W」はケーブル別売りタイプ。LightningやType-Cケーブルなどは自前で用意する必要があるので注意。ケーブルによっては急速充電に対応していないタイプも数多く存在するので購入前にはよく確認しておきましょう。僕はAnkerの”絡まないケーブル”を愛用しています。
■ Ultra Mini 30W
- 本体サイズ：約30×30.5×30.5mm
- 重量：約35g
- 出⼒：最⼤30W
- 対応規格：Type-C
- 価格：￥1,850
- 対応機種を要確認
ポチップ驚きのサイズとパワー
今回はiPhone13miniを使用して充電速度やパワーを計測。iPhone13は最大20WのPD充電に対応していて、より短時間で急速充電することができる。何回か計測して出力W数を検証してみたところ以下表の感じになった。
| 期待値 | 実測値(0% ~ 60%) | 実測値(60% ~ 80%) | 実測値(80% ~ 100%) |
| 20W | 15.12W(9.22V * 1.64A) | 11.24W(9.22V*1.22A) | 5.44W(5.19V*1.05A) |
実際に出力を確認すると約15Wとしっかり急速充電ができている。が、充電60%を超えてくると少しずつパワーが低下死し始め、フル充電には約1.5時間ほど時間がかかる。これはバッテリー保護のためデバイス側で制御されている正常な挙動。…急速充電は低バッテリーの状態でこそ効果を発揮するので、朝充電できていない時などに本当ありがたいですね。
Appleデバイスやガジェットをメインに執筆されているオガワさん(@misc_log)のブログ「misclog」の記事を拝見すると、iPhoneの急速充電の理解がより深まると思います。詳しく知りたい方はぜひコチラも。
気になるポイント
カラー展開は白のみ
カラー展開は”白”のみ。普段は白以外のアイテムで揃えている方は少し気になるポイントかもしれない。実際にAnkerからは黒タイプの同機種が展開されているので、好みに合わせて選んでみよう。「Ultra Mini 30W」は機能性もほとんど同じでコスパに優れているので、白で問題ない方はベルモンドが良いかもしれない。
ポチッププラグは折り畳めない
「Ultra Mini 30W」はiPhoneなどスマホによくついているACアダプター同様にプラグ剥き出しタイプ。コンセント部が出ているので少し扱いづらい印象は否めない。その分充電規格に全振りしているので、”機能性” or “デザイン”どちらを取るかといった感じ。アップデートの機会があれば折りたたみ式にぜひ。
PC充電には65Wタイプがおすすめ
公式でも「MacBook Air以外のノートパソコンへの充電には適しておりません。」と注釈が添えられているので、PC充電を急速に行いたい場合は少しパワー不足。実際に試してみたところ、30Wの出力は確かに感じられるが、充電時間はまだまだといった印象。PCなどは65Wタイプの急速充電器の使用をお勧めします。
ポチップまとめ
最近は様々なメーカーからミニマルな充電器が登場しているけれど、それでいて30Wも出力できるパワーには驚きを隠せない。他にも65W対応な急速充電も同じように小さくなっていくのかな。もし実現できたらそれは革命なんじゃ…。これからの充電デバイスに期待だね。
