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手作りキットで始めるコーヒー自家焙煎「アウベルクラフト 遠赤コーヒー焙煎キット」

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こんにちは、キクタ(@qikta)です。

コーヒーにハマってそろそろ一年が経とうとしている。

おうち時間も増えている今日この頃、YouTubeでコーヒーの焙煎動画を見ていると「いつか焙煎やってみたいな…」と、なんとなく思っていた。ある時コーヒーを淹れて飲むと、いつもより味が少し悪い。

「いつでも新鮮で美味しいコーヒーを飲みたい…!」そんな思いから勢いでコーヒーの自家焙煎の扉を叩く事に。

もし同じような方がいれば是非一度試してみて欲しい。

目次

アウベルクラフト 遠赤コーヒー焙煎キット

今回ご紹介するのは、アウベルクラフトさんの「遠赤コーヒー焙煎キット」。

アウベルクラフトの焙煎カゴは撹拌(かくはん)が大きい四角い形状。カゴの内側には2枚の羽根があり、より均一に焼けるようになっている。

風防により熱効率が高くなり、また遠赤ネットにより遠赤効果で豆が良く膨らむのが特徴的。

1回の焙煎の量の目安は、50gの少量から最大250g(基本量は200g)。豆の量によって焙煎時間、火力の調整が必要となる。

五徳は風防の切り込みが全部で16カ所あるため、キッチンのコンロでもカセットコンロ でもどちらでも使える。

四角形、五角形、六角形の五徳にはまり、自宅に合わせた使い方を。

自分でコーヒーを焙煎して、自分でドリップして、おうちでオシャレにコーヒーを楽しむ。

おうちカフェをより豊かにするのにピッタリだ。

アウベルクラフト 遠赤コーヒー焙煎キット 中身

梱包箱はとてもコンパクトで綺麗にまとまっている。

内容物は以下のように

  • 焙煎器本体(ステンレス製)
  • 遠赤ネット
  • レンチ
  • 取扱説明書
  • 生豆3種類(ガテマラSHB、ブラジルサントス、コロンビアスプレモ)各50g

生豆が付録として付いているのは初心者にとってありがたい。

普段飲んでいるコーヒーを自分で焙煎できるなんて…

カゴのサイズは100×100×100mmで思ったより小さい。

組み立てが楽しみだ。

キット作成

早速組み立ててみる。

STEP
風防スタンド

まずは防風スタンドを作成。

スタンドのビニールをビリビリ剥がしていく(これがまた気持ちいい…笑)

剥がしたスタンドプレートからはAUVELCRAFTのロゴが。

ビスで接続していきサイドステーを内側につける事で防風スタンドの完成。

4mmサイズのビスは手動ドライバーでも十分に接続できそう。

STEP
サイドプレート

続いてサイドプレートの作成。

ここは焙煎時の撹拌のキモとなる羽根部分。2枚取り付ける事でより均一に焼くことができる。

STEP
回転軸

サイドプレートにハンドルと回転軸を取り付けていく。

このあたりドライバ要らずで簡単に取り付ける事ができたので結構楽。

STEP
焙煎カゴ

焙煎カゴをサイドプレートにはめ、ハンドルの反対側にサイドプレートを合わせ蝶ナットで固定。

この時プレート内の羽根が上下に噛み合うように注意。

STEP
完成

防風スタンドと焙煎カゴを繋げて完成。

デザインもシンプルでスッキリ。金属のオブジェクトとしてもオシャレでカッコいい。

正面のAUVELCRAFTのロゴも素敵だな。

個人的にハンドルの木目デザインがお気に入り。

自家焙煎

コーヒー生豆

今回は付録で付いていたガテマラSHB50gを使用。

SHBって?

コーヒー豆の「産地の標高」グレードのこと。

SHB(ストリクトリー・ハードビーン)は標高4500~5000フィート(約1350~1500メートル)で収穫されたものでガテマラでは最高級の豆と言われています。

ハンドピック

生豆を焙煎する前には、必ず生豆から欠点豆を取り除く。

だいたい、生豆を100gピッキングすると、5g~10g程の欠点豆を取り除くことになり、5%~10%は捨てなければいけないそう(生豆の種類にもよる)。ハンドピックは人の好みもあるが、下記は最低限取り除く。

  • 石などのコーヒー豆ではない異物
  • 発酵豆(黒豆含む)
  • 虫食い豆
  • カビ豆

ハンドピックが終わったら焙煎器に詰めていく。

アウベルクラフトの焙煎器の入れ口は少し小さいのでロートなどがあると便利(僕はペットボトルの上部を切って代用)。

焙煎

STEP
点火

コンロにガスをセットし点火。

最大火力1800Wで中火くらいが目安だそう。僕のコンロは最大2700Wだったので、やや弱火よりに抑えて焙煎を開始。

開始したら取手を持ってクルクル回していく。スピードは1回転 / sくらい。

STEP
チャフ

始めてから3~4分後にチャフ(生豆のカス)が出始める。この辺りから香ばしいコーヒーの香りと、生豆が黄色く焦げ始める。

回していくとドンドン溢れてくるので片付けは少し大変。焙煎前に生豆を洗うと少しチャフを抑える事ができる…らしい。

STEP
1ハゼ

始めてから6~7分後に「パチパチ」と爆ぜる音が始まる。

焙煎を始めると次第に豆が膨らみ、豆の中では色や味の化学反応が進んでいる。やがて内部の気圧に耐えきれなくなり、豆が爆ぜる。

これが1ハゼ。

STEP
2ハゼ

1ハゼから2,3分後に「チチチ」と連続音が始まる。内部の膨張は続き、より焙煎が進んでいく。

  • 【浅煎り】1ハゼの途中で焙煎終了
  • 【中煎り】1ハゼ〜2ハゼで焙煎終了
  • 【深煎り】2ハゼ以降で焙煎終了

(あくまで目安)

STEP
火を止める

2ハゼから40~60秒後に火を止める。今回は深煎りのシティローストを狙ってみた(結果は果たして…)。

ここまでできれば焙煎終了。

冷却

焙煎が終わったらここからはスピード重視。

豆を放っておくとドンドン火が通っていくので冷却していく(今回はハンドドライヤーを使用)。

コンロ周りにはチャフが大量に散乱しているので離れて冷却することをオススメ。

完成

冷却が済んだら焙煎器から豆をトレーに取り出す。

少しムラはあるものの綺麗なイタリアンローストに焙煎する事ができた(狙ったのはシティローストだったけど…)。

焙煎を通して大事なコトが2つ。

火力とタイミング

狙った焙煎具合にするにはタイミングがとても大事。1ハゼが始まったタイミングでより慎重に豆の状態や火加減をしっかり見て判断する必要がある。

この判断はある程度経験が必要だとは思うけど、やっぱり数をこなして焙煎を理解するコトが大事。次は今日よりうまくしたい。

  • ライトロースト
  • シナモンロースト
  • ミディアムロースト
  • ハイロースト
  • シティロースト
  • フルシティロースト
  • フレンチロースト
  • イタリアンロースト

焙煎度は 1.ライトロースト(浅煎り)〜8.イタリアンロースト(深煎り)へと変化すると共に香味のバランスも異なる。

簡単にまとめると「焙煎が浅いと、酸味や風味が強く、苦味が弱い」、「焙煎が深いと、苦味やコクが強く、酸味が弱い」。

ハンドドリップ

最後にハンドドリップ…!

焙煎後のコーヒー豆は焙煎から2,3日後が美味しいらしい。

僕は次の日に飲んでみた。…我慢できなかった笑

ケースを開けるとコーヒーのいい香り。

初めて自分の焙煎したコーヒー豆を淹れる。

今回のガテマラは大分深煎りの豆になったので、水分も綺麗に飛んでガスがいい感じに出てくる。

抽出時もガテマラの重みのある上品な香りが部屋中に広がり、どこか気持ちいい。

味は…

美味しい。けどやっぱり苦い…笑

ガテマラのコクと香りはしっかりと感じるものの、酸味はイタリアンローストなのであまり、というより全く感じない。新鮮なので香りやコクはダイレクトに抽出されるのは素晴らしい。

個人的にはイタリアンくらいになるとミルクとかで割ったほうが飲みやすいかも。

でも。

自分で焙煎したコーヒーには、味や銘柄以上の感動があった。

次はもっと美味しく…!

この記事のまとめ

今回はアウベルクラフトさんの「遠赤コーヒー焙煎キット」のご紹介でした。

初めてコーヒーの自家焙煎に挑戦した感想は「楽しい」の一言。

もちろんチャフなどの片付けは大変ですし、長い時間焙煎器を回すことは簡単なことではないのですが、毎日新鮮なコーヒーを楽しむ事ができるのはとても魅力的。

僕は毎朝コーヒーを淹れていて、そのコーヒーが自分で作ったコーヒーになれば、より朝の楽しみが広がる。そんな気がしています。

まだまだ分からないことだらけな焙煎の道ですが、ひとまず扉を開く事ができた。その機会を得る事ができて本当に良かったです。アウベルクラフトを教えていただいたケノ(@kenoal5)さんにはとても感謝しています。

もしこれからコーヒー焙煎を初めてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。

(youtubeにも上げているので良かったらコチラも。)

今日も素敵なおうちカフェを。

 

それでは。

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