sonyさんから新しいイヤホンが出たみたい・・・それも”穴”が空いた不思議なイヤホン。
こんにちは、キクタ(@qikta)です。
長年使用してきたイヤホンもそろそろ買い直してみたいところに、面白いガジェットが飛び込んできました。外音をクリーンに届け、マイク性能もとてもクリア。十分な音質とともにコンパクトなデザイン。
プライベートや仕事で使いたいと思い、購入してみました。
実際に使用してみて、惜しいポイントはあるものの個人的には結構ハマっちゃった。
Link Buds
今回ご紹介するアイテムは、sonyの新しい完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」。
イヤホンのドライバー部分をリング型に開発された、新しいタイプの完全ワイヤレスイヤホン。リング部分の細かい穴から音が鳴り、中央の穴から外音を取り込む仕組み。
音質は中高音重視で音空間の広がりを見せるクリアなサウンド。
これまでのイヤホンは密閉型がほとんどだったモノに対して、新しく穴を開けた開放型イヤホンが登場。
- サイズ:9.2 x 8.6 x 5.4 cm
- 重量:34 g
- 充電ポート:USB-C
- カラー:ホワイト・ブラック
- バッテリー:本体(5.5h)・ケース(12h) = 合計17.5h
- 防水規格:IPX4相当
- 価格:23,100円
本体中央のボタンを押すとパカっと開く。
ケースの大きさは48 × 40 × 30mmとかなり小さく、重量がイヤホン入れた状態で42gと軽量。上位モデルのWF-1000XM4に比べて26%小型化されたそう。
外装はマット感のある質感とサラサラとした優しい肌感。近くで見ると、小さなドット柄になっている。
背面にはType-Cポートが1つ。
ワイヤレス充電は非対応のため、有線ケーブルのみの充電。AirPodsのようにスマホとセットで充電することはできないのは残念。
充電時間も本体+ケースの合計は17.5時間と少し短めな印象。もちろん省電力モードなどはアプリ側から設定できるけれど、1日持たない仕様は少し心配。
LinkBuds本体はリング型でユニークなデザイン。
中央にはsonyのロゴが小さくプリントされ、表面はケース同様のマット感のあるサラサラとした素材。
重さはわずか4gと超軽量、耳に負担のない長時間の使用も問題なくできる。
背面のリングドライバには小さな穴がいくつも空いていて、ここから音楽など発信される。中央には穴が空いていて、ここから外の音などを通してくれるみたい。
「R/L」もプリントされているので、装着の向きに困った時は背面を覗いてみるといいね。
パッケージ
パッケージは環境に配慮された再生紙が使用されている。肌触りの優しく、コンパクトな見た目。
中にはフィッティングサポーター(5サイズ)、USB-C to Aケーブル、説明書がぎっしり詰まっている。
再生紙ガジェットのパッケージにしては珍しく、スキンケアなどライフスタイルアイテムで使われそうなイメージだった。sonyが率先して行っているのはなんか良いね。
付属品
フィッティングサポーターは「XS/ S/ M(本体)/ L/ XL」の5サイズ。耳の窪みにフィットする様自分好みのサイズを選んで付け替えることができる。
僕はMサイズがちょうど良かったので、そのままで使用しています。
充電ケーブルは10cmほどのUSBケーブル。LinkBudsは急速充電に対応していますが、充電アダプタは付属していないので、別途用意する必要があります。
装着具合
LinkBudsはインナーイヤー型イヤホン(カナル型=耳栓型)タイプ。Mサイズのフィッティングサポーターを使用するとこんな感じ。
耳に変な負担をかけることなく綺麗に収まっていると思います。サイズによっては、サポーターなしで装着する方もいらっしゃるみたい。
でも、耳のサイズが合わない方も一定数はいるそうなので、気になる方はヨドバシなど家電量販店で試してみるといいと思います。実際に僕も気になったので、試してきてから購入しました。
装着して1日使ってみたけれど、耳が変に疲れることはそれほどなかった。落ちることなくしっかりフィットしてくれて、装着感も悪くない。
見た目も割といい感じ・・・?。
操作性
操作は左右それぞれのタップ操作。
デフォルトでは左右2回タップで再生/一時停止、3回タップで次曲になっている。LinkBudsの設定は「Sony | Headphones Connect」アプリから管理・変更することができる。
僕は左で再生コントロール、右側で音量コントロールに設定しています。
他にも様々な機能があるので以下にまとめてみました。
アダプティブボリュームコントロール | 周囲の騒音に応じて音量を変更 |
ワイドエリアタップ | タップ検出エリアが頬と耳まで広域化 |
スピーク・トゥ・チャット | 発話すると自動的に音楽が一時停止 |
360 Reality Audio | ライブ会場のような立体音響を表現 |
DSEE | 圧縮によって失われがちな高音域や消え際の微小な音を再現 |
LinkBudsは小さい分、直接タップすることは少し難しい。そんな時は「ワイドエリアタップ」をONにして使用すると、頬や耳の箇所でタップすることで骨伝導を通して操作することができる。
sony従来のDSEEはハイレゾ相当の音をクリアに表現してくれる。
個人的には「スピーク・トゥ・チャット」は発話時に、音が少量で流れる機能もあると嬉しいなと思う。完全に止まってしまうので、聴きながら話す場合も使えるといいなと思いました。
イコライザー
LinkBudsの発売当初から周りでも取り上げられていた「低音」。
実際に使用してみると確かに、中高音はクリアでハッキリした印象に対して低音はあまり・・・といった印象。アプリのイコライザー機能から自分好みの音にカスタムすることができる。色々試した結果「Clear BASS」を「+10」にすると、低音も少し強調され自分好みに。
他にもたくさんプリセットが存在するので、気分によって変えてみるのもアリかも。
使用感
外音のクリーンな取り込み
LinkBudsの1番気になるポイント「外音の取り込み」。
外音は少しこもりはしますが、イヤホンをつけた状態でも自然に会話できるほどクリアに聞こえます。部屋の中では使用しても、エアコンの音や、タイピング音が自然に聞こえるので付けているのが分からないくらい。
穴のおかげか通気性もよく、耳が蒸れる心配も割と少ないと思いました。
超軽量&コンパクト
嬉しいポイントの一つに、このサイズ感があげられる。
ケースの大きさは48 × 40 × 30mm、重量がイヤホン入れた状態で42gとほんとに軽い。普段携帯するアイテムの中で1番軽い気がするな。コンパクトなケースは逆に無くしそう心配もあるけれど、完全ワイヤレスイヤホンがこれほど軽量化されたのは、シンプルに驚きました。
それとは裏腹に高級感はあまり感じなく、どこか安っぽいケースになっているのは否めないかも。まあ、普段持ち運ぶ機会が多い場合はデザインより利便性の方がポイント高い気がする。
クリアな音質
音質は中高音重視のクリアな音質。
フラットでクリアな音は耳が変に疲れることなく、音空間の広がりを感じることができる。低音はあまり響くほど感じるものはないが、音楽としては十分聞くことができる。でも、低音のこだわりがある人はあまり満足いかないかも。イコライザーを調節して自分好みの音を見つけるといいかもしれないですね。
高音質というよりも、”クリアで曇りのない音”と表現する方がピッタリな気がする。
ワイヤレス充電はできない
AirPods proなど最近のイヤホンはワイヤレス充電が少しずつ出始めているところ、LinkBudsはワイヤレス充電には非対応。
上位モデルのWF-1000XM4ではワイヤレス充電など対応しているので、できれば欲しかった。もちろん本体ケースの肥大化など考えられる問題はいくつかあるけれど実現できるといいな。
マイクが良い
LinkBudsのマイクは結構良いんじゃないかと思う。
オンライン会議やLINE通話などでよく使用しているが、相手側にもクリアな音声として届いている。通話ではよくノイズ問題や声のニュアンスが伝わりづらいシーンなどが問題点として取り上げられる。けれどLinkBudsのマイクは集音音質がかなり良く、通話シーンではかなり重宝できる。
bluetoothの接続スピードも十分で、変なラグもあまり感じられなかった。
バッテリーは弱い・・・
1日つけて作業や仕事をしてみましたが、バッテリーは少し厳しかった。
オンライン会議などマイクの使用シーンが多い場合、結構バッテリーを食っている印象。もちろんマイクはとてもクリアで、声のニュアンスなど問題はないが、1日使い切るには少し難しかったな。
装着に負担はあまりなかったけれど、結果充電忘れてバッテリー不足なシーンも何回か。。できれば1日持って欲しいところ。
まとめ
今回は、sonyの新しい完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」のご紹介でした。
久しぶりにイヤホンを新調したので、結構ウキウキ気分でした。使用用途主に、仕事用やテレワークなどの作業用に使うことがメインですが、割と気に入っています。マイクの性能が良かったのと、外音の取り込みが気持ちよかったのが、個人的に推しポイントになりました。
もちろんノイキャンがなかったり、ワイヤレス充電がなかったりと、人を選ぶイヤホンであることは確かです。気になる方はぜひ店頭などで一度試してみてください。
それでは。