こんにちは、キクタ(@qikta)です。
カメラを初めてもうすぐ一年。
この一年で様々な撮影に挑戦してきたのですが、「俯瞰撮影」がなかなか思うようにできなかった。普段使用してる三脚で頑張って撮影していたけれど、どうしても真俯瞰撮影することが難しく、思うような写真を撮ることができない。なんとかしたいと思っていた時にケンコー・トキナー(@Kenko_tweet)さんから今回の「クリエイターズKIT」をご提供いただきました。
「クリエイターズKIT」を導入してからはとても快適で簡単にブツ撮りや俯瞰撮影を行うことができました。クランプ式でデスクに取り付けるだけで簡単に始めることができ、撮影の幅を広げることができました。
気になる方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
SLIK クリエイターズKIT
今回は、SLIKのブツ撮りや俯瞰撮影に最適な3点セット「クリエイターズKIT」のご紹介。
SLIKはカメラ三脚や雲台、クイックシューなどカメラアイテムや三脚を取り扱うプロフェッショナルメーカー。フルサイズカメラやミラーレスを対象に設計された「システムカーボン」やスマホアイテムなども揃えている。
今回ご紹介する「クリエイターズKIT」は、机やパイプにカメラを固定できる汎用性クランプと、角度調節ができるスライディングアームⅡを組み合わせた撮影キット。耐荷重2kg、クランプ式で最大75mmの幅に取り付けることができる。雲台はクイックシューで取り外し簡単、分離も可能で普段使用している三脚と合わせて使用することも。
カメラの俯瞰撮影を行うことができ、ブツ撮りや動画撮影にぴったりなアイテム。
仕様
スライディングアームⅡ
全長 | 497mm |
全高 | 102mm |
EVストローク | 370mm |
パイプ径 | 24mm |
重量 | 530g |
クリエイターズクランプ
全長 | 505mm |
全高 | 105mm |
スライド量 | 345mm |
取付面からの最大全高 | 370mm |
重量 | 540mm |
取り付けできるサイズ | (板状)5mm~75mm/最大搭載重量2kg (パイプ状)φ20mm~48.6mm/最大搭載重量2kg |
SBH-150 DQ N
全高 | 87mm |
重量 | 540g |
カメラ代のサイズ | 48mm × 48mm |
雲台タイプ | ボール雲台 |
SLIK クリエイターズKIT レビュー
梱包は縦長の大きな箱。梱包サイズは57×12×12cmで重さは1.3kgと、手に持ってみると結構ずっしりとした印象。
内容物は全部で8点。
- スライディングアームⅡ
- クリエイターズクランプ
- SBH-150 DQ N
- 取扱説明書
- 雲台アダプター
- 六角レンチ
- ラバープレート×2
- ケース
クリエイターズクランプ本体。
全長50.5cm、全高10.5cmと程よい高さを生み出してくれる。スライド量は34.5cmでノブを回すことで簡単に調節することができる。重量は540gとなかなかの重さなので扱う際は十分注意。カメラを支える安定感が何より大事なので、クランプ部分の重いくらいがちょうど良いかも。クランプは厚さ5mm~75mmの天板に挟んで取り付けることができる。
ボディには5cm単位でメモリがプリントされているので目印にもなり調節しやすい。普段使用するポイントを決めておくのもいいね。
クランプ下のポール抜け留めを外すことでクランプ部分を取り外すことができる。抜け留めはクルクル回すことで簡単に外れるので扱いも簡単で便利。
クランプ受けは六角レンチを使用することで取り付け部を反転することができ、パイプなどにも取り付けることができる。このクランプ受け部分は安定感を決める大事なパーツなのでしっかり締めることが必要。
クランプがグラグラだと取り付けた時、カメラや周辺機器が危ないのでしっかり止めておきましょう…!
パイプのような丸い形状に止めても良い感じにフィットし、安定感も十分。クリエイターズクランプはΦ20mm~48.6mmのパイプに挟んで取り付けるポール付きクランプなので日常シーンでも使用しやすそう。
スライディングアームⅡ本体。
前後スライドに加えて上下の角度調節やパイプの回転などフレキシブルな動きを可能にするスライディングアームⅡ。全長50cm、重量540gとクリエイターズクランプとほぼ同じサイズ。クランプと合わせて1kgの重さがあり、アルミ素材の重量感をより強く感じる。
着脱可能な「アングルアダプター」を装備し雲台取付部の反対側にはフックが付いているので、撮影時には重りを吊るしてバランスを取ることが可能。
クリエイターズクランプと同様にボディ部にはメモリがプリントされている。ボディのデザインはほとんど一緒なのかな。
自由雲台「SBH-150 DQ N」。
1レバーでカメラの向きを自由に変えることができる自由雲台。レバーを外すことで簡単に取り外しできるクイックシュー設計。2軸水準器を搭載しているので水平出しの目安にとても便利。カメラ台のサイズは48×48mmで最大搭載質量は2.5kgまで。
SLIKの三脚やアイテムは基本的にクイックシュー対応しているので、SLIK製品を普段から使用している方は合わせやすいね。
固定雲台も付属しているので、常に決まった角度で撮影したい場合や、自由雲台を使用しない撮影はコチラの雲台を使用。
専用のバッグは収納時や持ち運びなどの際に使用。ナイロン素材で取手も付いている。
セッティング
クランプでデスクに取り付けるて見るとこんな感じ。
クランプの安定感はしっかりしていて、変に動いたりすることはない。スライディングアームは重さ540gもあるのに一本のクランプで支えているのはすごい。高さを変えても綺麗に直立し撮影もしやすそうな印象。クランプからは最大37cmの高さを実現し、スライディングアームⅡと組み合わせると70cmほどの高さまで出すことができる。
クランプ取り付け時には付属のラバープレートを上下に挟んでデスクを傷つけないように行う。
取り付ける場所やデスクによっては、ゴムの色が残る場合もあるので注意。残ってしまった場合はアルコールで綺麗に拭き取ることができる。
自由雲台には2軸水準器が搭載されているので水平出しの目安にとても便利。2線の間に水疱がくるように位置を調節し、真っ直ぐカメラを取り付けたい時にはとても参考になる。
カメラ設置
FUJIFILM X-S10を設置するとこんな感じ。
よくYouTuberが使用しているような俯瞰撮影スペースを作ることができた。雲台やクランプの安定感もバッチリで、機材が落ちてくるような心配もなさそう。カメラ自体がコンパクトなので見た目も綺麗で収まりが良いのも個人的に良。
高さも出すことができるので、より望遠気味に撮りたい場合でも十分使うことができる。
作例紹介
クリエイターズキットは普段のブツ撮りやコーヒー撮影にとっても役立っています。
これまでは三脚のみで撮影していたので、撮影スペースの確保などが難しく印象でした。しかしクリエイターズキットのおかげで余計なスペースを取らず、綺麗に撮影することができるのはとっても良かった。
撮影機材以下のアイテムを使用しています。
ハンドドリップなど俯瞰撮影が向いているモノや両手が塞がるシーンなどは特に重宝しているクリエイターズキット。三脚だけで撮影することは厳しいシーンでも、クランプとスライディングバーを使用することで可能となり、撮影の幅がより広がったような気がする。
YouTuberやインスタグラムにも綺麗な写真を載せることができるね。
気になるポイント
- 小さなスペースで撮影できる
- ラバープレートは一緒がよかった…
- 小さな三脚には不向き
小さなスペースで撮影
クリエイターズKITはクランプ式でデスクやポールに取り付けることができる。三脚のように足が広がるものではないので、使用や収納する際は非常にコンパクトでまとめやすい。小さなスペースで撮影することができるので俯瞰撮影だけでなく角度をつけるだけでも様々な撮影に挑戦することができる。
ただクランプ式は挟み込むモノが近くにないと取り付けることができないので、単体では機能しないことがネック。
ラバープレートは一緒がよかった…
付属しているラバープレートはクランプから分離しているタイプ。個人的には毎回取り外して付け直すことが煩わしいので、クランプと一緒になってくれていたら良かったなぁ…と。もちろん様々なシーンに対応できるメリットはあるが、普段使いは少し面倒かも。
小さな三脚には不向き
スライディングアームⅡなどは三脚に取り付けて一緒に使うことができる。しかしトラベル三脚などのコンパクト三脚は雲台の耐荷重が小さく、アームを取り付けるとすぐ首が折れて三脚として使用することができなかった。もう少し大きな三脚であれば問題ないが、トラベル三脚には不向き。
もう少し軽量タイプのスライディングアームがあれば嬉しいところ。
この記事のまとめ
今回の記事では、SLIKのブツ撮りや俯瞰撮影に最適な3点セット「クリエイターズKIT」のご紹介でした。
普段は三脚から頑張って俯瞰撮影っぽくしていたのですが、なかなか思うような写真が撮れず苦労していました。ずっと俯瞰撮影がしたいと思っていたので、今回のクランプ式アイテムはとても手軽で簡単に撮影することができて本当に良かったです。
今回のクリエイターズKITは初めての方でも簡単に導入することができるので、気になる方はぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか。
今日も素敵な撮影を。
それでは。