※エンディングまでプレイした感想です。物語の核心には触れていませんが、登場人物や作品全体の印象について記載しています。
こんにちは、キクタ(@qikta)です。
今年遊んだなかで、一番楽しかったゲームは何か。
今聞かれたら、迷わず『プラグマタ』と答えます。
ゴールデンウィークに遊び始め、空いた時間があれば月面へ向かう日々。少しだけ進めるつもりがなかなかやめられず、気づけばエンディングまで駆け抜けていました。
いわゆる「GWが溶けた」というやつです。
それでも、休みを使い切ってしまった後悔はありません。パズルを解く楽しさと月面SFの世界に夢中になり、ヒューとディアナの姿に何度も心を温めてもらった。約20時間のプレイを終えた今も、二人の表情や空気をふと思い出します。
これは点数をつけるためのレビューではなく、『プラグマタ』と過ごしたGWの記録です。
少しだけ遊ぶつもりが、月面から帰れなくなった
『プラグマタ』を起動するたび、「今日はここまで」と自分なりに区切りを決めていました。
ところが、もう少し先を見たい気持ちが毎回それを越えてきます。
月面を舞台にしたSFの物語には、まだ知らない場所を進んでいく心細さと、先に何が待っているのか確かめたくなる好奇心がありました。
そこへパズル要素のあるゲーム性が重なります。ただ進むのではなく、目の前の状況を見て、考え、自分の手で切り抜けていく。この「考える」と「動かす」の繰り返しが気持ちよく、遊ぶ手が止まりませんでした。
難しすぎて物語への興味が途切れることも、簡単すぎて作業のように感じることもない。少し悩み、試し、うまくいったときにはきちんとうれしい。
私にとって、その難易度は最後までちょうどよいものでした。
クリアまでのプレイ時間は約20時間。世界に浸るには十分で、それでいて熱が冷めないうちに最後までたどり着ける。GWというまとまった休みに遊んだことも含めて、忘れにくい時間になりました。
(ちなみにここからトゥルーエンドまで、またまだ道のりがあります^^)
ディアナの表情を、ずっと見ていたくなる


私が『プラグマタ』で一番好きなのは、ディアナの表情です。
無邪気で、好奇心にあふれ、とにかくかわいい。
けれど、ただ愛らしいだけではありません。ヒューと行動をともにし、人間を少しずつ理解していくなかで、その表情にもさまざまなものが宿っていきます。
初めて何かに触れたときの反応。相手の言葉を受け止めようとするときのまなざし。言葉になる前の小さな感情まで、一つひとつ丁寧に描かれているように感じました。

次はどんな顔を見せてくれるのだろう。
物語の先が気になるのと同じくらい、私はディアナが世界をどう見つめるのかを知りたくて、ゲームを進めていた気がします。
人間ではない存在が人間を理解していく物語には、どこか冷たくなりそうな響きもあります。しかし、ディアナの表情を通して描かれるその過程は、とても優しく、美しいものでした。
ヒューの姿に感じた、不器用な親心

そんなディアナを大切に守るヒューの姿にも、何度も胸をつかまれました。
二人はまったく同じ存在ではなく、見ている世界も違います。それでも一緒に進み、危険から守り、言葉を交わすうちに、少しずつ距離が変わっていく。
ヒューがディアナへ向ける気持ちは、私には親心のように見えました。

大切だから守りたい。傷ついてほしくない。それでも、ずっと自分の手のなかに置いておくことはできない。
ディアナの無邪気さにほっこりしながら、それを見守るヒューの姿にはグッとくる。月面という遠く冷たい場所にいるはずなのに、二人のあいだにはいつも人の体温のようなものがありました。
壮大なSFの設定以上に、私のなかに残ったのは、その温かさです。
エンディングのあとに残ったもの

エンディングへたどり着いたとき、最初に感じたのは達成感でした。
難しい場面を乗り越え、物語の終わりを見届けた。
ゲームを終えたあとも心に残るのは、派手な出来事だけではありません。
ディアナの無邪気な表情や、ヒューが彼女を気にかける姿。二人のあいだに生まれた、何気ないやり取りのほうをよく思い出します。
約20時間遊んだというより、二人の旅に約20時間付き添ったような感覚です。
だから『プラグマタ』を思い返すと、楽しかっただけでなく、ほっこりとした気持ちになります。夢中になれるゲームでありながら、最後には優しいものを心に残してくれました。
父の日に『プラグマタ』を勧めたい
今日は父の日です。
血のつながりや家族という形だけが、親心を生むわけではないのかもしれません。
相手を大切に思うこと。危険から守ろうとすること。成長を見守りながら、少しずつ変わっていく関係を受け入れること。
ヒューとディアナを見ていると、そんなことを考えます。

パズル要素のあるゲームが好きな人にも、月面SFに惹かれる人にも遊んでほしい。でも何より、登場人物の優しい関係に心を動かされる物語が好きな人へ届けたい作品です。
私は『プラグマタ』にGWを溶かしました。
そして、今年一番と思えるほど楽しい時間と、しばらく忘れたくない二人に出会えました。
だまされたと思って、ぜひ一度プレイしてみてください。
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