クセが強いんじゃ。
こんにちは、キクタ(@qikta)です。
春先に手に入れたアレクサデバイス「EchoShow15」。アレクサが内蔵された15.6インチのスマートディスプレイ。音楽やYouTube、prime videoを大画面で楽しむことができる便利なアイテム。アレクサの音声操作も可能な画期的なディスプレイだ。手に入れてからはや3ヶ月、良かったところや気になるポイントが色々出てきたので簡単にまとめてみました。
これから購入する方はぜひ参考にどうぞ。
- 便利なスマートホームウィジェット
- 開放感のあるフォトフレーム
- 大画面でのストリーミングサービス
- googleカレンダーと連携
- 頼りになるAlexa
- 動作は結構モッサリ
- ウィジェットが少ない
- デザインはちょっと微妙
EchoShow15
今回ご紹介する製品は、Alexa内蔵15.6インチFHDスマートディスプレイ「EchoShow15」。
今年(2022)の春頃に日本に到着した15.6インチタッチスクリーンを搭載したAlexa内蔵FHDディスプレイ。大画面のAlexaは音楽を楽しむことはもちろんのこと、スマートホームやメモ帳、フォトフレームなど様々な楽しみ方を体験できる。
家族で情報を共有して、メモを書いたり、やることリストを更新することも楽々。ファミリーカレンダーや個人の予定を確認したり追加したりすることができる。
スマートホームの一元管理は電気やカメラ、リモコンなど手の痒いところもウィジェット化して操作可能。普段からAlexaやgoogleホームを使用されている方はよりその体験がリアルに感じるかもしれない。僕はSwitchBotやTP-Linkのスマート機器を連携させて使用しています。
ニュース、映画、配信番組などをストリーミングしたり、レシピ動画を見ながら料理したりすることができる。「prime video」はもちろんのこと、「NETFLIX」や「Spotify」などお気に入りのサービスを大画面で楽しむことができるのは素晴らしい。個人的には2022/7/7から始まる、「バチェロレッテ2」が気になってます。
Echo Show 5 | Echo Show 8 | Echo Show 10 | Echo Show 15 | |
イメージ | ||||
価格 | ¥8,980 | ¥14,980 | ¥29,980 | ¥29,980 |
Alexa内蔵 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ディスプレイ | 5.5インチ(960 x 480) | 8.0インチ(1280 x 800) 自動色彩調整機能 | 10.1インチ(1280 x 800) 自動色彩調整機能 | 15.6インチ(1980 x 1080) |
スピーカー | 1.6インチ x 1 | 2.0インチ x 2 | 1.0インチツイーター x 2、3.0インチウーファー | 1.6インチ x 2 |
カメラ | 2MP | 13MP 自動フレーミング機能 | 13MP 自動フレーミング機能 | 5MP |
音楽ストリーミングサービス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
音声・ビデオ通話 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
家電の操作 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
リモコン家電の操作 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スマート家電の簡単セットアップ | – | – | ◯ | – |
壁掛け可能 | – | – | – | ◯ |
向き | 横向き | 横向き | 横向き | 横向き/縦向き |
カメラのプライバシー機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
サイズ | 幅148mm x 高さ86mm x 奥行73mm | 幅200mm x 高さ130mm x 奥行99mm | 幅251mm x 高さ230mm x 奥行172mm | 幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mm |
■ EchoShow15
- サイズ:幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mm
- 重量:2.2kg
- ディスプレイ:15.6インチタッチスクリーン (解像度 1920 x 1080)
- カメラ:5メガピクセル (カメラカバー付き)
- オーディオ:1.6インチ (40mm) フルレンジドライバー x 2
- wifi:802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) デュアルバンドwifiネットワーク。wifi 6 (802.11ax) は非対応。
- センサー:ALS RGB周囲光センサー、加速度センサー
- 保証:1年
- 価格:¥29,980
内容物
- EchoShow15本体
- 電源アダプタ (30W – 白) 及びケーブル (1.5m)
- 壁掛け用マウント
- アンカー・ネジ
- 壁掛け用テンプレート
- クイックスタートガイド
内容物は全部で6点。電源アダプタは30W出力でケーブルは1.5m。個人的にはこのケーブルの長さが心配だったので、別途延長ケーブルを購入しました。設置場所によっては3mほど欲しいシーンの方が多いと思うので、もし購入される場合は延長ケーブルは必須と思う。壁掛け用のマウントはドリルなどで設置して使用可能。専用のネジやアンカーも付属されています。
サイズ
サイズは幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mmと中々の大型サイズ。隣にスマホやプロコンを置くとその大きさがより強く感じる。15.6インチのディスプレイはベゼルが大きく設けられているので、サイズもその分大きく設計されているよう。重量は2.2kgと結構重い。決して持てない重さではないが、できればもう少し軽量化できないものか。デザインに対しては”ベゼル”と”重量”が個人的に気になるかな。
背面には壁掛け用のスリットと電源ポート。背面はVESA規格に対応しているので、モニターアーム等にも接続できるようネジ穴が用意されている。背面はスピーカーが底面につかないよう少し傾斜を設けた丘のようなデザイン。今回はEchoShow15用サイズの「壁掛け美人」を使用して設置してみました。
壁に取り付け
今回はEchoShow15用サイズの「壁掛け美人」。それぞれの穴にホチキスで止めていくだけのシンプルな作り。接着面に専用フィルムを噛ませることで取り外しも簡単、穴もとても小さく抑えることができるのはいいね。個人的にはこれをデフォルトで付属して欲しいくらい。
部屋に馴染むモダンデザイン
壁に取り付けてみるとこんな雰囲気に。もともとモノトーンで統一していたデスク周りにEchoShow15はぴったりだった。壁掛けにすると電源ケーブルが少し垂れ下がるが白壁のおかげであまり目立たずにすんだ。電源はデスクのケーブルトレーから接続しコードが床に落ちないよう工夫しています。
詳しくは以下の記事でまとめているのでぜひ。
使用3ヶ月レビュー
EchoShow15を手に入れてからはや3ヶ月。生活にだいぶ馴染んできたこのディスプレイも今では欠かせない存在に。15.6インチの大画面ディスプレイは操作性もしやすく、視覚的にも目に入りやすい。ボタンやウィジェットもタップ操作で簡単に制御することができる。
特に一押ししたいポイントは以下5つ。
- スマートホームウィジェット
- フォトフレーム
- ストリーミングサービス
- カレンダー機能
- Alexa
便利なスマートホームウィジェット
最近スマートホーム機器を操作するのに物理ボタンが欲しいなと思っていた。もちろんアレクサで音声操作することは容易だが、たまにはボタンで制御したいシーンも少なくない。そんな中にEchoShow15のウィジェット機能はピッタリだった。タップ一つで簡単に制御でき、細かい設定もいくつか可能。毎日触るウィジェットをホーム画面にサッと取り付けることができるのは神。また一つスマートな家になった気がするな。
開放感のあるフォトフレーム
僕がEchoShow15に期待していたこの「フォトフレーム」機能。Amazon Photosとも連携し自身で撮影した写真や動画をストリーミングすることができる。シャッフル機能で様々な写真を振り返ると、当時の記憶や景色が思い返される。作業のメリハリにもつながり、このフォトフレームはほんといい仕事をしてくれる。デスクで作業するシーンが多いからこそ、この場所に設置してみたけれど、やっぱり正解だった。
もともとは「Atmoph Window」を購入しようと考えていたけれど、EchoShow15でも十分だった。気になる方はぜひ以下も覗いてみて欲しい。
大画面でのストリーミングサービス
今回初めてEchoShowシリーズを使用するのだが、ストリーミングサービスが中々便利。FHDの画質でYouTubeやprime videoを好きなタイミングで視聴することができる。普段はよくラジオやbgmを流しながら使用する機会が多く、作業シーンでは中々重宝しています。
ただ一つ気になるとしたら、これらの各種ストリーミングサービスはバックグラウンド再生に対応していないこと。できればホーム画面に戻っても再生されていて欲しいところ。
googleカレンダーと連携
カレンダーウィジェットはgoogleやmicrosoftアカウントと連携してカレンダーを紐づけることができる。普段googleカレンダーを使用しているので、相互連携できるのは中々ありがたい。スマホでカレンダーを確認しなくてもEchoShow15から見ることができる。保存や削除もできるので使い勝手も良く素晴らしい。
頼りになるAlexa
ここにきて「アレクサかよ…!」と思う方もいらっしゃるかもしれない。けれど実際に僕の生活はアレクサに助けられているシーンばかり。アレクサは音楽や天気の情報、写真の自動ストリームなど、何気なく実行してくれている。日常のほんの一手間を簡単に解決してくれるのでついつい頼ってしまう。今ではアレクサなしでは考えられない。
気になるポイント
今回ご紹介しているEchoShow15は、Amazonでのカスタマーレビューを見ると結構酷評されているものが多く見受けられる。今回筆者が使用してみて、特に気になったポイントをまとめてみました。購入検討される方はぜひ一度目を通していただきたい。
■ 気になるポイント
- 動作感
- ウィジェット
- サイズやデザイン
動作は結構モッサリ
まず使用において最大に悲しいポイントが、”動作”が結構モッサリしていること。EchoShow15ユーザの多くはこのポイントが1番辛いのではなかろうか。スライド操作やタップ操作が、滑らかに動作せず少しラグが生じる。iPhoneのようなスイスイページ移動できる想像をしていると結構苦しく感じる方も多いかと思います。他EchoShowシリーズでも同じような現象が見受けられるみたいなので、内蔵OSがアップデートされることを祈るばかり…。
(あとタップ操作は割と指紋つきやすい。)
ウィジェットが少ない
YouTubeはブラウザからしか開けなかったり、多くのサービスが今のところウィジェットに対応していないのが現状となる。普段スマホに慣れているからこそ、アプリ単体での操作性が出来ないことが評価が低い理由の一つなのかなと思います。ウィジェットを個人で開発できるようOSSになったりしないかな。
デザインはちょっと微妙かも
前述でもあったようにEchoShow15はベゼルや幅が大きい。15.6インチのディスプレイに約2cmほどのベゼル。表面のカメラや背面のスピーカーが内蔵されているため、ある程度幅も大きく設計されている。重さは2.2kgと持ってみると結構ズッシリとくる重さで、まだまだ改良の余地はあるように感じる。
まとめ
- 便利なスマートホームウィジェット
- 開放感のあるフォトフレーム
- 大画面でのストリーミングサービス
- googleカレンダーと連携
- 頼りになるAlexa
- 動作は結構モッサリ
- ウィジェットが少ない
- デザインはちょっと微妙
EchoShow15の感想を一言で表すなら「ひと癖あるけれど便利なスマートホームデバイス」かな。まだまだ改善の余地は色々ある気がするし、開発者もこれで完成とは思ってないと思う(多分…)。スマートディスプレイとしては本当に優秀だし、普段の生活が飛躍すること間違いなしの製品。
気になる方はぜひ一度触ってみてください。