こんにちは、キクタ(@qikta)です。
僕は昨年の12月に初めてカメラを手にしました。
それからしばらくして感じたことが、「あれ。もう少しボケてくれてもいいのにな…」。
最初はFUJIFILM X-S10のキットレンズで遊んでいたのですが、徐々にもう少しボケたいい感じな写真を撮りたい…と思い始めました。
その悩みから単焦点のレンズにたどり着くのですが、何を選べばいいかわからない…。
しかし、「どうせ購入するなら写真だけでなく動画にも適したレンズを選びたい」と思いレンズを探しているところ…
ありました。
Tokina atx-m 23mm F1.4 X
株式会社ケンコー・トキナーさんから発売された富士フィルムX用レンズ「atx-m 23mm F1.4 X」
フィルターサイズ52mm、重量は276g、開放F値1.4と共に、自然で綺麗なボケ感を表現。
また、STM(ステッピングモーター)の採用から、静かで速く正確なAFを実現。
- STM(ステッピングモーター)
ステッピングモーター(Stepping Motor)とは、パルス電力に同期して動作するモーター。
パルス電力はモータの回転を正確に制御し、AFを正確に連続作動させながら撮影する必要のある動画撮影などに最適。
もっと詳しく知りたい方はコチラ
焦点距離は、35mm判換算で35mm相当の準広角レンズとなり、スナップや風景、ポートレートなど幅広く用いることができる、まさに使い勝手の良いレンズ。
レンズ鏡筒部分には、絞り段階でのクリックがない絞りリング。
この設計により動画撮影時の無段階での明るさ調整を絞りで行うことが可能。1番左の「A」の位置にセットすることでカメラ側での絞り操作もできるようにも。
愛用している「X-S10」との組み合わせはこんな感じに。フジのクラシックな雰囲気と金属製で少し機械感のあるトキナーのレンズはとても良い感じにマッチ。
FUJIFILMとTokinaのロゴが向かい合わせになるのもお気に入りのポイント。
「atx-m 23mm F1.4 X」は一緒に焦点距離33mm(35mm判換算で50mm相当)のレンズも合わせて発売。違いは以下の表のような感じに。
atx-m 23mm F1.4 | atx-m 33mm F1.4 | atx-m 56mm F1.4 | |
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イメージ | |||
レンズ構成 | 10群11枚 | 9群10枚 | 9群10枚 |
最小絞り | F16 | F16 | F16 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.3m | 0.4m | 0.6m |
マクロ最大倍率 | 1:10 | 1:10 | 1:10 |
フィルター径 | 52mm | 52mm | 52mm |
全長×最大径 | 72×65mm | 72×65mm | 72×65mm |
質量 | 276g | 285g | 315g |
レンズフード | バヨネットフード 「BH-523」 | バヨネットフード 「BH-524」 | バヨネットフード 「BH-525」 |
Photograph
KenkoTokina(ケンコー・トキナー)atx-m 23mm F1.4 フジX の実写レビューです。(多少…手ブレは多めに見てくれると嬉しいです泣)
ボケ味
優しい撮り味が印象的なボケ。
ピントを合わせた位置はしっかりと解像され、そこからなだらかにボケていく感じがとても繊細でいて絶妙な雰囲気を漂わせる。
キラキラな玉ボケはまるで水彩絵具のように美しい。
なんとも言えない日常をこんな素敵に切り取ることができるなんて…そうだ、僕が撮りたかったイメージはコレだ。
風景
シャープな雰囲気を感じつつもどこか優しさのある色味。
乾いた空気や冷たい海、差し込む日光など、その時感じた小さな感情や記憶を閉じ込める。
フジのフィルムシミュレーションを掛け合わせることでより様々な雰囲気を表現。クラシッククロームやクラシックネガ、シネマなど豊富な組み合わせを楽しむことができるのはフジの魅力だ。
スナップ
その時の何気ない瞬間をパシャリと閉じ込める。
準広角のレンズはまだ使いこなせているとは言えないが、普段の日常を様々な角度から切り取ることができる。明るいシーンや暗くて落ち着きのあるシーンなど、その時の主となる色をしっかり締めてくれるレンズだ。
時々レンズの歪曲収差の歪みが気になる時もあるが、割と少ないのでテンポ良くシャッターも切ることができるのもポイント。
この記事のまとめ
今回はトキナーさんの「atx-m 23mm F1.4 X」のご紹介。
毎朝コーヒーを撮ることが日課な僕はいつもこのレンズとカメラを持って今日もシャッターを切る。楽しい朝を迎えることができているのは間違いなくこのレンズのおかげ。
僕のカメラライフはまだ始まったばかり。今日も楽しくこのレンズで素敵な時間を切り取ろう。